早稲田大学政経学部政治学科卒業。東京の出版社で働いた後、ニューヨークに居を移す。
ニューヨーク大学大学院パフォーマンス学科在学中にドキュメンタリー映画『ルッキング・フォー・フミコ』(93年)を制作。同作品は、世界の数々の映画祭、大学、女性センター、美術館/博物館で上映、海外のテレビでも放映され、日本の70年代の女性運動の歴史を世界に、若い世代に伝えた。制作に対して、国際交流基金、東京都女性財団、放送基金、NY芸術カウンシル、アストレア財団から助成を受けている。
サンフランシスコ国際映画祭、サーティフィケート・オブ・メリット受賞
全米教育映画ビデオ祭、多文化主義部門ゴールド・アップル賞受賞
Ph.D.を取得後、98年から、Social Sceince Research Council のグラントを得て、早稲田大学演劇博物館、国立民族学博物館にて研究活動を行う。
2003年にブラジルへ講演に行き、四半世紀ぶりにブラジル移民一世の紺野堅一さんに再会。04年より紺野さんを主人公とする作品を撮影を始め、08年にドキュメンタリー『ブラジルから来たおじいちゃん』を完成させる。サンパウロでの上映、東京国際女性映画祭での招待上映を皮切りに日本全国の劇場、リーマンショックによって影響を受けた数々のコミュニティで上映活動を繰り広げる。米国では、シカゴ大学、ノースウェスタン大学、カナダ、トロントでのアジア学会フィルム・エクスポにおいても上映される。
現在、撮影、上映活動を続けると同時に、作り手の立場からオルターナティブ・メディアに関するリサーチを進めている。
作品歴
1993年
- サンフランシスコ国際映画祭(米国)サーティフィケート・オブ・メリット受賞
- 全米教育映画ビデオ祭(米国)多文化主義部門ゴールド・アップル賞受賞