医学としての水俣病 第1部=資料・証言篇

医学としての水俣病 第1部 資料・証言篇
水俣病の医学を通して科学の本質に迫る。

1974
82分

製作:青林舎
監督:土本 典昭
製作:高木 隆太郎
撮影:大津 幸四郎
録音:浅沼 幸一
音楽:小栗 孝之作品よリ、松村 禎三作品より

  • 第2回世界環境映画祭審査委員長賞

【第一部 資料・証言編】

1956年、50名余の「奇病」患者発見から始まる医学者チームの研究と記録をたどり、人類史上初めての環境汚染、未知の有機水銀中毒病の追究過程が詳細につづられる。
初期の疫学的研究で、魚に原因があるとし、水俣病の発症が病理学的に解明される過程が描かれ、さらに、患者の医療補償を求める闘いの歴史では水俣病が「社会病」でもあることを示し、今日のヘドロ未処理の現状までを描いている。