医学としての水俣病 第2部=病理・病像篇

医学としての水俣病 第2部 病理・病像篇
水俣病の医学を通して科学の本質に迫る。

1974
103分

製作:青林舎
監督:土本 典昭
製作:高木 隆太郎
撮影:大津 幸四郎
録音:浅沼 幸一
音楽:小栗 孝之作品よリ、松村 禎三作品より

  • 第2回世界環境映画祭審査委員長賞

【第二部 病理・病像編】

水俣病による死者群像、さらに「植物的生存」といわれたケースの紹介、急性水俣病(典型例)の病理学、猿における有機水銀の選択的侵入経路の特異性の追跡。
さらに長年、新潟水俣病を追跡してきた新潟大学の調査が熊本の研究を補強する。 また原因究明のための病理の作業や、胎児性様の患者が認定作業の中にいまだに取り入れられない臨床作業の限界が示される。そして今後の病像とその展開の予測一一漁民の生活の実態に対する警告を発している。