医学としての水俣病 第3部=臨床・疫学篇

医学としての水俣病 第3部 臨床・疫学篇
水俣病の医学を通して科学の本質に迫る。

1974
91分

製作:青林舎
監督:土本 典昭
製作:高木 隆太郎
撮影:大津 幸四郎
録音:浅沼 幸一
音楽:小栗 孝之作品よリ、松村 禎三作品より

  • 第2回世界環境映画祭審査委員長賞

【第三部 臨床・疫学編】

現地での数十年間の臨床体験をもつ精神神経学者の活動と意見を軸に、今日の水俣病の臨床上の問題点と疫学的側面が描かれる。
ここで取りあげられる症例は一例をのぞいて医学的判断がつかないとされる例、水俣病を否定された例で、これらへの再アプローチの形で紹介される。と同時に、臨床内部の自己矛盾を摘出する例も取りあげ、水俣病研究が第二段階にさしかかったことが示唆される記録ともなっている。